9月11日に「前橋テルサと市内文化施設並びに市街地再開発の関係について」質問をしました。関心のある方も多いと思います。質問内容を紹介します。
質問①ホールの需要が十分あるのに、解体した理由は?
A過去2度の事業提案型公募では採択されなかった。テルサは多岐にわたる機能を有しており施設機能を十分に生かした運営が難しい。空調が中管理方式であるなど、多くの設備が全館運転を前提とした設計で一部を生かした再開は難しい。ゆえに解体することで活用へつなげる。
(宮崎意見)平成21年度の包括外部監査では「市が行う必要のない事業については市は撤退すべき」としているが、公共性のある部分まで含めて完全廃止を求めていなかった。また平成29年度サマーレビューでは「経営は赤字であるが、多数の市民に利用されていることから、現在の施設機能を維持する形での早期売却に向けて取り組みを進める」とあり、あくまで「現在の施設機能を維持する」ことが前提です。いづれも完全廃止や解体を求めたものではないことを申し上げておきます。
質問②2024年6月前橋商工会議所から報告を受けて以降、どのくらいの期間をかけて、どのようなメンバーで,内容検討を行ったのか?また、市民の意見を聞くプロセスが必要では?
A商工会議所から検討報告を受けて以降、6月下旬の資産利活用推進委員会を皮切りに関係部課長会議、調整会議といった場で全庁横断的な議論を複数回にわたって重ね、8月23日の定例記者会見に至った。議論は、市が建物を改修した場合での売却方式と賃貸方式、市が解体してから売却する方式の三方式で検討を進め、20億円近い改修費の捻出や多岐にわたる施設機能を行かせる事業者が現れる可能性などを考慮した結果、解体の結論に至った。
(宮崎意見)今の答弁からは、市役所内部の検討にとどまっており、内容について詳細な数字は公表されず市民には何も見えないまま密室で決まったとしか感じようがない状況です。市民の声を聞くプロセスはありませんでした。一つの事業者が全館丸ごと運営するのが難しいとしても、例えば公共機能は市が運営し、他のフロアはオフィスに転用できるようフロア毎に賃貸するなど、様々な選択肢が考えられる。そのような検討をきちんとした形跡はありません。
つづく・・・
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